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2015年8月

2015年8月30日 (日)

花にも秋の気配 (3)ナンバンギセル

 峠の秋は少し早そうだ。涼しい風が静かに吹いていた。昨年、このススキ野原でナンバンギセルに出会った。少し早いかなと思いながら探すと、何本かの花穂が立ち上がり、1本だけ開花していた。今年も出会うことができてよかったと思うひととき。


ナンバンギセル (ハマウツボ科ナンバンギセル属)

 茎や葉は地下にあり、花柄が15cm程立ち上がる。養分はススキなどの根からとる寄生植物。花は花柄の先につき、全体としてキセルの形をしているのが名前の由来。


 ススキに埋もれるように花が咲いていた。多くはつぼみで、これからが花の季節。

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 オモイグサという別名があるが、下向きの花姿が何か物思いにふけっているように見える。

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2015年8月28日 (金)

花にも秋の気配 (2)オトコエシ

 秋の七草と言えばオミナエシだが、近年は生育に適した環境が少なくなり、減少しているという。私の周辺でも見かけることは少ない。一方、花色以外はよく似ているオトコエシはあちらこちらで見かける。こちらを秋の七草にすればよかったのにと思ったりするが、かつてはオミナエシが秋の野山を彩っていたのだろう。


オトコエシ (オミナエシ科オミナエシ属)

 各地の陽当たりのよい草原に自生する。オミナエシに比べ、茎が太く、葉も大きいので男性的な感じがするということから男(オトコ)か。花色は白。


 半日陰に生育していたせいか、あまり男性的な感じはしなかった。

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 花部分を少し拡大してみました。白花なので、オミナエシほど目立ちませんが、この控えめさが日本的な魅力を感じさせてくれる。

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2015年8月26日 (水)

花にも秋の気配 (1)アキノタムラソウ

 まだまだ暑いが、ふとした一瞬に秋の気配を感じるようになってきた。そして、この気配を感じさせる花も咲き出してきた。季節は少しずつ動き出している。

 なお、何回かに分けて、秋の気配を感じさせてくれた花を紹介しようと思います。まず今回はアキノタムラソウです。


アキノタムラソウ (シソ科アキギリ属)

 「アキノ」とは言うが、7月初め頃から咲き出し、夏でも野山の道端などでよく見かける。仲間にナツノタムラソウがあるが、本種は雄しべや花柱が花の外に長く伸びない。


 7月終わりに道端で見かけたアキノタムラソウ。

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 花は青紫色の唇形花を何段か輪生する。

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 下の写真で上の段の雄しべはまっすぐ上に伸びているが、下の段の雄しべは曲がっている。雄しべの花粉が散布されると、中間部から強く下向きに曲がるのだそうだ。

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 雄しべの後から雌しべの花柱が伸び、先端に2裂した柱頭があらわれる。(下写真)

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2015年8月21日 (金)

谷沿いに咲く夏の花、イワタバコ

 お盆が明けてから、ずっと雨が降ったり止んだりの天気であった。今日もまた曇り空。不安定な天気が続くが、今月初めにつぼみをつけていたイワタバコが気になり、先日、庭近くの谷川に行ってきた。花姿は今ひとつだが、元気な姿を今年も見ることができた。


イワタバコ (イワタバコ科イワタバコ属)

 山地の湿り気のある岩壁に生える多年草。1株に1~数枚の葉をつけ、7~8月に紅紫色の花を咲かせる。タバコの葉に似るのが名の由来だが、食用にできる。


 花びらが下に何枚か落ちていましたが、まだ花が残っていました。

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8月始めに撮した、つぼみをつけるイワタバコ。

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 つぼみと花を拡大してみました。

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 花弁が反り返っていたので、あまりきれいな花姿ではありませんでした。花弁の中央部に雌しべの花柱が見えます。そして、基部には花柱を取り囲んで、濃い紫の葯が見えます。なお、黄色く見えるのは花弁の模様です。

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2015年8月 8日 (土)

ハチジョウチドリ、2度目の開花。猛暑のおかげか?

 連日、猛暑が続いておりますが、皆様お変わりございませんか。私は少々バテ気味で、この暑さに閉口しております。私に比べ、意外と元気なのが八丈千鳥。栽培地の条件が良ければ、常緑で周年開花するようですが、私の庭では、5、6月の開花時期以外は花を見たことがありませんでした。ところが、今年は猛暑のせいでしょうか、7~8月に2度目の開花が観られました。この意外な副産物に、汗を流しながらもホクホク顔です。


ハチジョウチドリ (アジサイ科アジサイ属)

 ランの仲間にも同名のものがあるが、こちらは八丈島で発見された、常緑四季咲きのガクアジサイ。装飾花が特徴で、剣咲きの大きな白花をたくさんつける。


 7月20日過ぎから、今年2度目の開花が見られた。私の庭では初めてのこと。

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 大きな装飾花は幅5cm程。やはり大きな装飾花は見応えがある。

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 8月に入ると別の枝先にも花が咲き出した。こちらの方が全体として整っているようだ。

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 後発の開花でも、装飾花が大きくなり、見応えが出てきた。

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 私の庭では露地に植えているので冬場は少し枯れますが、初夏には青々とした葉が茂ります。まだ高さは70~80cm程ですが、まだまだ大きくなりそうです。さらに、今年初めての2度目の開花ということもあり、ますます楽しみになってきました。

 
 なお、10日ほどブログをお休みします。皆様、猛暑の中、どうぞ体調の管理には十分ご留意ください。




















2015年8月 3日 (月)

ミツバに似るが食用にならない、ウマノミツバ

 食べられる野草には必ずと言っていいほど、似ているがまずいか毒のある野草がある。だから、野草を食べる慣習がない私は、怖くてあまり食べようとは思わない。私が食べる野草と言えば、ワラビ、イタドリ、フキくらいかな。


ウマノミツバ (セリ科ウマノミツバ属)

 葉はミツバと同じように3小葉になるが、花はミツバと異なり、枝先に小さな花が塊になってつく。また、名前通り、ミツバに似るが、馬に食わせるくらいにしかならず、食用にはならない。


 私が見たウマノミツバは高さが30~40cm程であったが、大きなものは1m程になるという。

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 花には両性花と雄花があり、両性花の子房にはかぎ状刺毛がある。

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 下の写真は花を下から撮したもの。花の右側に果実らしきものが見える。

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